産直の取り組みをとおして、生産者と組合員を結ぶ

生産者と生協・組合員がつながり、安全性が確保され、おいしさと環境配慮を兼ね備えた、生い立ちがはっきりわかる農畜産物をお届けしています。

産直団体と生協・組合員の信頼・交流・パートナーシップを示した図

もったいないの気持ちをかたちに

とちぎコープの「産直」は、上の図のように、生産者と生協・組合員が手を携えた「信頼・交流・パートナーシップ」で形づくられています。単なる商品の仕入れ先ではなく、組合員や職員は、産地を訪れ生産者の想いや生産の苦労を学び、お互いに信頼を積み重ねてきました。だからこそ、できることがあります。

環境配慮(やさしさ)、その一つが「もったいない」の気持ちです。味に影響の無いちょっとしたきずやサイズで規格外となるもの、余剰品など「訳を伝えて」販売し、産地を支援するとともに生産物を無駄なく利用しています。

生産者にも喜ばれ、ファンができるほどの人気商品として、質・量ともに大きな取り組みに成長し、コープネットグループ全体で年間約52億円の供給に及んでいます。

もったいないセットの一例の写真

もったいないセットの一例(大根少量カット、ピーマン、にんじん、不揃いのきゅうり、不揃いのなす)

寒波で農産物に被害があった鹿児島県の産地を応援

鹿児島では1月下旬の寒波による降霜でスナップエンドウなどのサヤが一部変色する被害が出てしまいました。

食味は通常の商品と変わりないので、理由を説明しながら一部店舗で販売しました。とちぎコープではこうした変色、キズ、割れなどで基準に合わないものも「天候被害果」「ハネッコ」といった商品として販売しています。組合員に理解して購入してもらうことで、生産の苦労をムダにせず有効利用を広げています。

ハネッコ 専用のPOPの写真

店頭では、「ハネッコ」専用のPOP(商品案内)を掲げ、店を訪れる組合員にお知らせ

食に関わる方々の「安全の全員リレー」で成り立つ食品安全

ひとつの商品が、組合員にお届けされるまで、元をたどっていくと、商品の原料を生産する生産者に始まり、原料加工者、製造者、卸業者、コープ、組合員へとつながっていることがわかります。そのつながりを「フードチェーン」といいます。食の安全はフードチェーンに携わる一人ひとりが、安全性確保に取り組み、全ての人が協力して実現する安全の全員リレーで成り立ちます。

安全の全員リレーの図

生産の現場の想いを知り 信頼の輪を広げる 産地の視察、見学、交流

組合員と役職員が一緒に産直産地やメーカーなど生産の現場を訪れ、視察と交流を続けています。2015年度は、コープネットグループとして13カ所を視察、計256人が参加しました。

産地・工場見学や商品学習交流会は、組合員による企画などで日常的に取り組まれています。コープネットグループ全体では約2万人となっています。

壬生ブロックの栃木県でんでん倶楽部の視察交流の写真

壬生ブロックの栃木県でんでん倶楽部の視察交流

産直桃の産地、JAふくしま未来を組合員・職員が視察交流で訪問

JAふくしま未来の産地視察の様子

●生産者の声:

自分たちは美味しくて安心・安全な生産物を作り、そのことを知ってもらうことが大切

●参加した組合員の声:

「一枝一果」になるよう花や実を摘んだり、桃に太陽の光がたくさん当たるよう地面に反射板のようなものを敷いていたり、とさまざまな努力によっておいしい桃ができると実感することができました。

生産者の皆さんの力を感じ、沢山の元気をもらいました。

●参加した職員の声:

「おいしい桃を食べてほしい」という熱い思いを生産者と組合員・消費者の間に立つ者としてしっかりと伝えていきたいです。

  • ※これらの参加者の声はレポート全体から抽出したもので、写真の人物とは直接の関連はありません。

農産物だけでも全国463産地との「産直」の結びつき

多くの生産者・生産団体との協同によって、多品目を取り扱う中でも、産直商品が全体の5割を超えています。

2015年度産直商品供給実績

※ 横にスクロールしてご覧ください
部門 部門供給高(億円) 産直供給高(億円) 構成比(%) 産地・生産者・団体数など
農産物 577 289 50.1 463産地/813品目(野菜506、果実307)
畜産物 352 178 50.6 29団体(牛7、豚14、鶏8)
143 99 69.2 28JA
たまご 66 49 74.2 43養鶏場
牛乳 130 119 91.5 産地指定牛乳12品目
  • ※数字はコープネットグループ全体の数字です。
  • ※産直商品の範囲は農・畜産商品ですが、コープ商品である米・たまご・牛乳分野のコープ商品は「産直」と同様な考え方で取り組んでいます。

コープネットエリア内に産直産地が充実し「地産地消」を追求

コープネットグループ1都7県のエリアには、大消費地と大生産地が隣接しているので、地産地消で旬の時期に安定的に生産物を提供するよう努めています。野菜では、産直商品の6割をエリア内から調達しています。

産直商品のうちコープネットエリアから調達した金額(億円)と割合(%)

※ 横にスクロールしてご覧ください
  2014 2015
  金額 割合 金額 割合
野菜 101 59.0 105 62.2
果物 17.5 15.2 19 15.9

とちぎコープが加入するコープネット事業連合は2017年6月にコープデリ連合会に名称変更しました。
このページは旧名称の時期の記事を掲載していますので、「コープネット」としています。