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コープ岩手県産わかめ 葉色が鮮やかで肉厚 大切に育てたわかめです!

色・香り・食感が良い1等級の原料わかめを使用した「CO・OP岩手県産わかめ」。
塩分・水分が少ないので水戻し1分で約3倍量に! だからたっぷり味わっていただけます。
組合員テストで94%の組合員さんが「おいしい」と評価しました。コープが自信を持っておすすめします!


生産者 千葉 茂さんの写真

岩手県釜石市唐丹町(とうにちょう)漁協

生産者 千葉茂さん


海の栄養が豊富な漁場で

「岩手の冬の海は寒いよー。日の出前のまだ外が暗いうちから海に出て、作業しますからね。特に寒い日には船は凍るし、海から引き上げたわかめも凍ることがあります。水温は10度くらいだけど、気温はマイナスです。でもこの海で育つから、おいしいわかめになるんだよね」とわかめを育てて35年の生産者、千葉茂さん。海中の養殖棚で手をかけて育てられ、海から収穫したばかりのわかめは茶色。それをぐつぐつ煮立ったお湯にさっとくぐらせると、たちまちきれいな緑色になります。湯通ししたものを塩漬けし、塩蔵わかめとして出荷します。

岩手県釜石市にある唐丹町漁協では、養殖から加工まで、わかめを一貫生産しています。三陸海岸の沖合は、親潮(寒流)と黒潮(暖流)がぶつかる地点で海の栄養が豊富な漁場、波にもまれることで葉色が鮮やかで肉厚に育ちます。「CO・OP岩手県産わかめ」は、その中でも1等級のわかめだけを使用。葉質、色、香りなどの基準は、岩手県漁連による等級付けに沿っています。塩分は25%以下、水分55%以下で、水戻し約1分でたっぷり約3倍量になります。

養殖は畑仕事と同じ

千葉さんに話を伺いました。
「毎年7月末に、天然の磯についたわかめからめかぶを取り、採種して種付けするのが、次の年に収穫するわかめになります。糸状の種を編みこんだものを海の中で育てるのですが、畑と同じで、芽が出る前に雑草が出てきます。海の上で一本一本ロープを引き上げて、一つ一つ手で取ります。芽を11月頃まで育てたら、それを養殖棚のロープに巻きつけます」

わかめの収穫の様子

最盛期の水揚げ量は、1日1トンほどになり、約2カ月で1年間出荷できる量を収穫します

取材に伺ったのは1月半ば、あと2カ月で収穫という時期でした。
「1月はちょうど間引きの時期。等間隔に間引きすることで、生育が良くなりバランス良く均一なわかめに育ちます。どの工程も欠かせませんが、4月を過ぎると水温が上がり始め、ゆでたときに変色し出荷できないものが出てくるので、収穫が遅くなりすぎないよう、水温を見ながら時期を見極めるのは特に大切な作業です」と千葉さん。

唐丹の味を守りたい

唐丹町漁協では、必ず天然の磯についためかぶから採種し、わかめを生産します。唐丹産の種を使う他の生産地も多いとか。天然の磯から採種することで、地元の味を守り続けながら、唐丹の生産者たちはわかめを育てています。
「今年も良いものを出荷できるよう、がんばっています」
にっこり笑って千葉さんはそう言いました。

異物チェックの様子

出荷前にわかめの変色部分と、海中の異物が混じっていないかをチェックします

唐丹町漁協とコープは、約40年のお付き合いがあります。1977年唐丹町漁協のわかめ加工場ができ、市民生協さいたま(現コープみらい)で、唐丹産のわかめを扱ったことから始まりました。

おいしく食べることで、唐丹のわかめづくりの伝統が続いていきます。ぜひ、「岩手県産わかめ」を食卓に。いろいろな料理に活用してくださいね。


コープクォリティのロゴ

「コープクオリティ」は、2015年6月に誕生したプレミアムブランドで、「100人規模の組合員テストで8割以上がおいしいと評価したもの」など、3つの条件を満たしている商品に付けられるものです。


唐丹町漁協、東日本大震災後の道のり

震災が起きた年、唐丹町漁協ではわかめの収穫は3月10日から始まったばかりで、11日の朝も収穫をしていました。大切に育ててきたわかめをたった2日しか収穫できず、津波の被害で養殖棚は全壊、わかめは全滅してしまいました。

漁協の組合員たちは当初、被害の大きさに呆然とし何もやる気が起きなかったといいます。生産者の千葉茂さんが当時のことを話してくださいました。

「震災後、もう海では仕事ができないと思っていました。それでも、みんなでがれきの処理を始めて、少しずつ少しずつ片付いて、1人…2人3人と、もう一回みんなでわかめを育てましょうっていう気持ちになっていきました。
それからね、コープの組合員さんから何千という激励のお手紙が届いたんですよ。それまでは、産地交流などもしていましたが、漠然と、ただ『組合員』と思っていました。ですがこのことをきっかけに、こういう人たち一人一人のためにわかめを育てているんだな、と感じました。『待ってます』とか皆さん書いてくださっていてね。ありがたかった。メッセージの数にびっくりしたね、本当に」

震災から6年が経過し、千葉さんの生産量は震災以前と同じに戻りました。唐丹町漁協は震災翌年からわかめの出荷を再開、全壊した加工場は2013年に再建しました。漁協全体では、震災以前、約130人だった生産者は74人に減りましたが、生産量は60%くらいまでに回復しました。
当時、組合員の皆さんが送ったメッセージは、生産者の原動力となっています。今も唐丹町漁協の休憩所に貼ってあり、いつでも見られるように大切に保存されています。

激励メッセージの写真

東日本大震災後に届いた、組合員さんからの激励メッセージの一部。壁一面にも貼ってあります

佐々木さんと千葉さんの写真

唐丹町漁協のお二人 佐々木憲佑さん(左)と、千葉博幸さん。漁協のお話を聞かせてくださいました

【広報誌2017年4月号より】