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産直の考え方
組合員と生産者がつながり、ともに歩む産直を進めます

1.産直の基本的な考え方

  1. 産直は「産地直送」「産地直結」の単なる略語ではありません。「産直の5つの基本」に基づき、安全性が確保された新鮮でおいしい、環境にやさしい農畜水産物を安定的に供給し、持続可能な農畜水産業を目指す取り組みです。
  2. 産直を通じて生産者・生協・組合員などフードチェーン全体の担い手がつながり、農畜水産物の生産・流通・消費についてのさまざまな課題を共有し、その解決を進めながら、新しい価値の創造を目指します。
産直団体(生産者)と生協・組合員の、信頼・交流・パートナーシップの図

2.産直の範囲

産直は以下の分類の商品で取り組みます。

  1. 農産部門の生鮮食品(野菜、果実)
  2. 畜産部門の生鮮食品(牛肉、豚肉、鶏肉)
  3. 水産部門の生鮮食品および一次加工食品(塩漬、ボイルなど)
  4. 米、雑穀、豆類
  5. 鶏卵
  6. 牛乳
野菜・果実 牛肉・豚肉・鶏肉 魚・貝・海草(一次加工品含む)
野米・雑穀・豆類 鶏卵 牛乳

3.産直の5つの基本

  1. 生産地、生産者、生産、流通方法が明確であること。
生産者と管理項目を確認しているイラスト
  • 所定の仕様書で下記の管理項目を確認します。

生産物の生産方法・選別基準
農薬・動物医薬品等の使用計画
肥培・肥育、収穫、輸送、加工などの計画
規格(大きさ・重量等)に関する基準など

  1. 記録・点検・検査による検証システムがあること。
生産者と点検しているイラスト
  • 産地に定期的に赴き、管理項目について点検します。
  • 適正農業規範(GAP)*などの生産工程管理の導入を支援します。残留農薬、残留動物性医薬品等の検査を実施します。

*適正農業規範:農業生産の現場において食品の安全、環境の保全、労働の安全が確保されるように管理する仕組み。

  1. 持続可能な生産と、環境に配慮した事業を推進すること。
農業のイラスト
  • 堆肥による土づくりや化学合成農薬・化学合成肥料の使用抑制などにより、環境負荷の軽減に配慮した農業を支援します。
  • 有機農産物・特別栽培農産物を評価し「グリーンプログラム」として提供します。
  1. 生産地、生産者団体との自立・対等を基礎としたパートナーシップを確立すること。
コミュニケーションしているイラスト
  • 継続的な取引と、積極的なコミュニケーションを通じて信頼関係を構築することを目指します。
  • 定期的な協議の場を大切にします。
  1. 組合員と生産者との多面的な交流を推進すること。
交流会で田植えしているイラスト
  • 組合員・職員との多面的な交流を進めます。
  • 産地の特徴や生産者のこだわりを組合員に伝え、組合員の願いを生産者に伝えます。

4.産直加工用原料を使用した商品

産直たまごの加工品イメージのイラスト
  1. 産直団体が生産する加工用原料を使用した商品です。
  2. 加工用原料ごとに、所定のフォーマットで原料の生産・流通などの管理計画を明確にし、点検を行います。
  3. 計画に基づき産地点検・原料検査を行います。

5.特徴のある産直商品

  1. 食味・食感、鮮度、品種、時期、生産方法など特徴のある産直商品は、「こだわり産直」として固有名称をブランドに位置づけます。
  2. 「こだわり産直」を設定することで、商品の価値や生産者の努力を組合員にわかりやすく伝え、利用を広げ、産直ブランド全体の向上を図ります。
  3. 「初めて自分で作りました(若手生産者応援)」「組合員が手伝いました」「設立○○周年」など生産者を応援する企画に取り組みます。

6.産地配置の考え方

  1. 年間を通して安定した商品調達を可能とするために、バランスのとれた産地配置を行います。
  2. 産地被害を想定し全国またはコープデリエリア内でリスクを分散できる産地配置を行います。
  3. コープデリエリアの産直団体のネットワークを構築し、地域の食と食料生産を大切にする地産地消を推進する産地配置を行います。
産地リレー(エリア内)、産地リレー(全国)、バランス配置の図

7.産直に準ずる輸入農畜産物

  1. 輸入農産物のうち、産直商品の基準に準ずる商品は「園地指定商品」とします。産地、品目ごとに所定の仕様書で「肥培」「農薬使用」「収穫」「流通」などを管理します。
  2. 輸入畜産物のうち、産直商品の基準に準ずる商品は「農場・加工場指定商品」とします。農場・加工場、品目ごとに所定の仕様書で「肥育体系」「動物残留医薬使用」「包装資材」「流通」などを管理します。

8.持続可能な農畜水産物生産に向けた課題

産直産地とともに持続可能な農畜水産物生産に向けた取り組みを進めます。

  • 新たな価値を持つ生産方法・商品(こだわり産直)の開発
  • 産直商品を主原料とした加工食品の開発、6次産業化*の推進

    *農畜水産業者が、農畜水産物の生産(1次産業)だけでなく、食品加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)にも取り組むこと。

  • 地域における耕畜連携・循環型農畜業の推進
  • 新規就農者や若手生産者の支援
  • 耕作放棄地再生利用の支援
  • 「組合員の声」の産地・生産者へのフィードバックの強化
  • 農畜水産業についての学びと利用につながる産地見学・交流、学習・体験プログラムの開発
  • 産地における再生可能エネルギー創出・「電気の産直」、CO2排出量削減、温暖化適応対策

産直商品のマーク等について

  1. 産直の全体を包括して表現する場合は、「産直 コープの里」を基本とし、以下のメッセージを掲げます。
産直コープの里ロゴ

人と人とのつながりをたいせつにしたい

コープの「産直」は、単なる商品取引ではありません。
生産者、生協、組合員がつながり、安全性が確保され、
おいしさと環境配慮を兼ね備えた、
生い立ちがはっきりわかる農畜水産物をお届けする取り組みです。


  1. 産直商品は、商品・紙面・POP等に「産直」マークの表示を基本とします。
産直ロゴ
  • 農産分野(野菜・果実)は包材等の管理の面から、商品へのマークの表示をしない場合もあります。
  • 文字色、サブタイトル等は、部門や商品特徴に応じて定めます。

  1. 産直商品&コープ商品は、商品に「産直」と「CO・OP」マークのダブル表示を基本とします。
産直ロゴ+コープマークのダブル表示
  • 産直商品の基準とコープ商品の品質管理基準を満たした商品です。
  • 米、牛乳、水産一次加工品などに適用します。

  1. 産直加工用原料を使用した商品は、「産直」マークの表示を基本とします。
「産直のはぐくむたまごで作ったマヨネーズ」商品イメージ
  • コープ商品の場合は、「産直」と「CO・OP」マークのダブル表示を基本とします。
  • 商品名に「産直●●」「産直●●で作った」などの表記を基本とします。