とちぎコープの広報誌「コープデリ通信」2022年9月号

とちぎコープの組合員広報誌「コープデリ通信」をご紹介します。とちぎコープ生活協同組合


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コープで広がる、つながる体験を通じて自然を大切にする心を育む足尾の山に木を植えよう松木渓谷山の斜面には植樹で育った緑NPOの皆さんと一緒に、苗と水を持って植樹地へゴロゴロと石がたくさん。よけながら苗の穴を掘ります植樹地の比較的緩やかな斜面08江戸時代に鉱脈が発見され、明治・大正と、国内の主要な銅の生産地として日本の近代化を支えた足尾。しかし、この銅山の隆盛は、周辺に大規模な環境破壊をもたらしました。鉱毒による渡良瀬川流域一帯への被害と、足尾銅山周辺への煙害です。銅の製錬過程で発生する亜硫酸ガスにより、山々は草木の生えない裸地となり、雨によって表土が流出して下流域に甚大な被害を与えました。渡良瀬川の源流に位置する松木地区では、国や県などの関係機関による復旧工事が約100年前から続けられ、また近年は、ボランティアの植樹活動により緑化がすすみつつあります。NPO法人「足尾に緑を育てる会」は、1996年に発足し、児童・生徒や企業の体験植樹を受け入れ、植樹活動を通して環境学習の推進に力を注いでいます。とちぎコープは、これまでも寄付による支援をしてきましたが、今年初めて、組合員活動として体験植樹に取り組みまし5日、お子さん6名を含む5家た。6月2族の組合員とコープの職員、総勢19名が自らの手で木を植えました。その後、環境学習センターでビデオを視聴したり、ガイドの方に説明いただくなど、足尾の歴史と現状について学びました。参加者より「植樹をして何年もたって大きく育った木を見て感動しました。また、参加したいです」「とても勉強になりました。語り継いで、風化させてはいけないことだと思います」などの感想が寄せられました。床に広がる松木地区の航空写真を使ってガイドさんが説明私の植えた苗が大きく育ちますように


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