とちぎコープの広報誌「コープデリ通信」2023年10月号

とちぎコープの組合員広報誌「コープデリ通信」をご紹介します。とちぎコープ生活協同組合


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なくなっているから。小麦や他の食料が輸入で手に入りづらくなってきた、国内で食料を自給しなければならない、ということを皆さんに認識してもらう必要があると思います。それ以上に厳しいのが、気象災害。今年も稲の穂が出る夏季に高温が続き、品質低下が予想されます。お米だけでなく、昨年はイチゴ栽培のハウスが雪でつぶれ、その前年は柿が霜の害で全滅と、毎年何らかの災害が農家に降りかかっています。このままでは農家がいなくなってしまう。食べ物がどう作られているか皆さんに体験、知っていただき、農家も消費者が応援してくれるから作るんだという意識がなければ、なかなか続けていくことができない気がします。農家がいつまで農業を続けられるか、みんなで考える時いま、米づくりで何が厳しいと感じていますか。さまざまなものが値上がりし、米づくりに必要な資材や燃料も高騰しています。国の補助金もあり当面大きな影響はありませんが、補助がなくなれば当然厳しくなります。それよりも、経費の上昇分をお米の価格に転嫁できないことが悩みです。なぜかと言うと、日本人がお米を食べ佐渡トキ応援お米プロジェクト日本で一度絶滅してしまったトキを野生で復活させるため、新潟県佐渡島ではトキを繁殖・放鳥すると同時に「生きものを育む農法」を進めています。田んぼにトキのエサとなる生きものを増やすため、農薬や化学肥料を減らし、豊かな生態系を守る取り組みです。しかしそれは手作業で雑草を取るなど手間がかかり、環境を維持する費用もかかります。そこでコープデリグループは2010年から「佐渡トキ応援お米プロジェクト」をスタート、新潟佐渡コシヒカリ商品の売り上げの一部を寄付し、生きものを育むための環境づくり・お米づくりに役立てています。詳しくは生産者と消費者、一緒に歩んでいきましょう「ワン・モア・ライス」について、生産者としての受け止めはいかがですか。非常に良い取り組みだと思います。1週間に1杯だけでなく、できれば1日にもう1杯食べてほしいですね(笑)。そうすれば需給調整も少なくなり、食料自給率も上がると思いますが、いきなりそこまでは無理なので、1週間にもう1杯、2杯、お米やお米を原料としたものを食べてもらえればと思います。ただ食べるだけではなく、日本や地域の環境が守られていくことも考えてほしいですね。これからも、佐渡では生きもの、トキ、人、地球環境という視点で米づくりを続けていきます。皆さんとの交流も続けていきたいと思っていますので、ぜひ一緒に歩んでいただけるとうれしいです。2023年の田んぼアート。今年のテーマは東京都在住の小学生が考案した「わたしたちと田んぼのつながり」冷凍食品国産の鶏肉とごぼうを風味良く釜で炊き上げました。電子レンジやフライパンで加熱するだけで、簡単に鶏ごぼうごはんがお楽しみいただけます。鶏ごぼうごはん宅配店舗250g2個パックを10月4回、11月2回に取り扱う予定です450gを全店で取り扱っています冷凍食品冷凍食品ふっくら焼き上げた卵シートでチキンライスを包みました。チキンライスは国産のたまねぎ、鶏肉、にんじんの具材入りです。ふっくら卵のオムライスお米は国産あきたこまちを使用。1個約48gの食べやすい小さめサイズ。表面は香ばしいしょうゆ味、中はあっさりかつお風味仕立て。おやつや夜食にも。焼おにぎり宅配店舗2食入りを毎週取り扱っています1食入りを全店で取り扱っています宅配店舗毎週取り扱っています全店で取り扱っています07


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