とちぎコープの広報誌「コープデリ通信」2023年10月号

とちぎコープの組合員広報誌「コープデリ通信」をご紹介します。とちぎコープ生活協同組合


>> P.6

コーププラス×SDGs1週間にもう1杯、2杯。もっとお米を食べてほしいですお米を取り巻く環境が厳しさを増す中、生産者の皆さんは現状をどのように感じているのでしょうか。「CO・OP産直新潟佐渡コシヒカリ」の生産者、齋藤さんにお話を伺いました。田んぼの中を舞い、エサのドジョウやカエルをついばむトキ。2023年時点で野生下のトキは500羽を超えたさいとう藤真しんいちろう齋一郎さん有限会社齋藤農園代表、佐渡トキの田んぼを守る会」会長。佐渡米の生産者として、「佐渡トキ応援お米プロジェクト」スタート時より関わっている田んぼは生きものも、風景も育てている佐渡ではトキと共生する「生きものを育む農法」を続けています。始めた当初と比べ何が変わりましたか。一番の成果はトキが増えたことです。それは生きものが田んぼに生息しているからこそ。農薬を減らしたため、カメムシなど米の害虫は当然います。トキの放鳥前、農家はお米と害虫しか見ていませんでした。でも今の佐渡の農家は、害虫も当然見ますが、それを食べているクモなどの益虫、トンボやカエルも含めた生きものがいるかを確認します。農薬を減らしても、昔に比べて害虫の被害は減っています。生態系のバランスが保たれ、益虫が害虫を食べるから、その分農薬を減らせるのです。佐渡にはいろいろな生きものが多い。田んぼはお米だけではなく、生きものも、そして風景も育てている、という感覚があります。1回の体験でも、それが入り口になってくれればいい「佐渡トキ応援お米プロジェクト」では、組合員やお子さんが佐渡を訪れ、生産者の皆さんと交流しています。交流は生産者としてもうれしいし、楽しいです。最近は子どもが農業を体験できる機会が少なくなり、泥まみれになったり、1年を通じて作物を見ることがほとんどありません。農業は命を育む産業。自分の食べているものがどのようにできているのか、どんな人が作っているのか、皆さんが現場で見る、聞く、体験することは、心を豊かにするでしょう。たった1回の体験でも、それが入り口となり、関心を持ってもらえればいい。それに、佐渡のお米をご自宅で炊いてもおいしいですが、こちらで食べるとなおいっそうおいしいですよ。ぜひ佐渡に来てください!今年5月に行われた田植え交流の様子。組合員やその子どもと一緒に、さまざまな品種の稲を植える「田んぼアート」や生きもの調査を行った常温品常温品新潟県村松産の特別栽培米こがねもちを100%使用。独自の二段杵つき・急冷製法で、コシが強く、風味豊かな切りもちです。新潟県村松産特別栽培米こがねもちご家庭で好きなときに栗おこわが楽しめます。もち米と栗・赤いんげん豆が入った調味液とごま塩のセット。炊飯器で簡単に出来上がります。炊くだけおこわ栗おこわ宅配店舗10月4回、11月1回に取り扱う予定です一部店舗を除き取り扱っています宅配店舗10月3回、11月2回に取り扱う予定です一部店舗で取り扱っていますこれも「ワン・モア・ライス」パックご飯山形県産はえぬきを100%使用し、昔ながらのお釜炊きの原理を応用した加圧炊飯製法でふっくらと炊き上げました。おいしいご飯宅配店舗3個パックを10月4回、12月2回に取り扱う予定です。いつでも注文でも注文できます1個パックを全店で、3個パックを一部店舗を除き取り扱っています06


<< | < | > | >>