2025年4月17日
3月26日~28日、日本生協連と沖縄県生協連が主催する「ピースアクションinオキナワ ~第42回沖縄戦跡・基地めぐり~」が開催され、とちぎコープからは、組合員5組10名(小中学生を含む親子)と職員1名が参加しました。
1日目は、那覇市内のホテルを会場に、演劇や沖縄戦経験者の講話などがあり、2日目・3日目は、フィールドワークとして、ひめゆり平和祈念資料館や魂魄の塔、首里城、嘉数高台(かかずたかだい)公園、対馬丸記念館などを巡りました。
沖縄の過去・現在を学び、平和な未来につなげるにはどうしたらよいか、あらためて考える機会となりました。4月12日の報告会では、3日間の体験を通じて学んだことを参加者どうしで交流し、あらためて平和の大切さを確認しました。
嘉数高台 展望台の前で
嘉数高台展望台から普天間基地を望む
【参加者の感想より】
・嘉数高台公園でトーチカを見ました。石をもえぐるような銃弾の激しさが、ありありと伝わってきました。公園には沖縄をのぞいた46都道府県の碑がありました。踏みしめていた地面にも人の骨が埋まっていると思うと、この地で沖縄戦が起こったという事実をより一層実感することができました。
・「ひめゆり平和祈念資料館」では、同世代の方々が生き抜いた日々の光景がそこにありました。「助けたい」「生きて欲しい」という、人が人を思いやる気持ちが看護活動の根底にあるのを知ることができました。彼女たちの純粋さが痛いほど伝わってきたので、外科壕の模型から空を見上げることができませんでした。
・次世代を担う子どもたちと沖縄の過去と現在を共有できたことは幸いです。今回の活動によって、全国の子どもたちの心に蒔かれた平和の種が、いつか花咲くことを願います。私たち大人も沖縄県のことを決して他人事ととらえず、自分たちが今できることから始めていかなければならないと考えます。