
組合員の皆様におかれましては、日頃より商品や各種サービスのご利用をはじめ、各地域で展開する様々な活動にご参加・ご協力をいただき誠にありがとうございます。今後とも変わらぬお引き立てのほど宜しくお願い申し上げます。
さて、昨年は国連が制定する「国際協同組合年」でしたが、協同組合にとって極めて重要、且つ新たな一歩を踏み出した年となりました。私たち役職員自身は改めて協同組合の原点を見つめ直し、その役割や存在意義を再確認する貴重な機会となりました。あわせて社会的な動きとしても大きな進展がありました。昨年5月の通常国会において、協同組合の振興を図ることを目的とした決議が採択がされたことは、私たちの活動が広く社会に認められ、その存在感をアピールする強力な後押しとなる画期的な出来事となりました。さらには「国際協同組合年」が今後10年ごとに定期制定することが決定されたことは希有な事例であり、これまで協同組合が果たしてきた貢献に対する高い国際的評価を示すものとなりました。持続可能な社会の実現へ向け、協同組合運動を一時的な盛り上げに留めることなく、幅広い期待に応えていく役割と責任を改めて認識いたしました。
現在、私たちのくらしを巡る環境は先行きが不透明で変化の激しい社会情勢の中にあります。その中でとちぎコープが一貫して果たすべき使命は「組合員のくらしを豊かにすること」です。私たちが目指す「豊かさ」とは、単に物資が満たされることだけではありません。日々の生活における「充実度」を高める一方で、物価高騰等に直面する「くらしのコスト」を低減していくこと、この両面を具体的な実践に移していくことであり、今まさに注力すべき課題であると捉えています。多角的な事業と社会活動を同時に展開する、営利のみを目的としない生協だからこそ実現できる価値があります。より安心で健やかなくらしの実現に向けて、地域のネットワークを活かしながら生協が持つ総合力を余すところなく駆使し、日常を支えていくことこそが私たちの存在意義そのものであると考えています。
「食べるしあわせ、自分らしいくらし『ともに』の力で、笑顔の明日を」。コープデリグループが2035年のありたい姿として掲げたビジョンです。私たち役職員はこのビジョンに結集するとともに、生産者や取引先また地域の諸団体の皆さまとのパートナーシップを大切にしながら、組合員のくらし貢献と次世代につながる明るい地域社会の実現に向けて、引き続き取り組んでまいります。
2026年6月
とちぎコープ生活協同組合
代表理事 理事長 塚原 政雄