コープデリ商品政策6つの柱・3
健康な食生活についての考え方
商品の供給を通じて健康な食生活を応援します
1.たべる、たいせつ(食育)を通して、食の知識と技術を広げます。
- 「たべること」は「生きること」。私たちが健康に生きていくために欠かすことができない「たいせつ」な営みです。食と健康は密接な関係にあり、食による健康管理はくらしの基本です。食を学び、意志をもって食を選び、おいしく食べる。食による健康的なくらしを提案します。
人間は、いろいろな種類の食べものを組み合わせて食べることで、体に必要な栄養素を満たすようになっています。
1つの食品で1日に必要な栄養素を全て含んでいるものはありません。いろいろな食品を食べて、必要とされているさまざまな栄養素を十分にとることが大切です。
1食でいろいろな食品を食べることが難しい場合は、1日あるいは数日単位で栄養バランスを考えることも大切です。
- 食品、食品添加物・農薬、栄養、アレルギーなど、食と健康に関する情報が氾濫しています。正しいことを正しく学び、リスクに正しく向き合い、理解を深めるためのリスクコミュニケーションに取り組みます。
- 簡単便利な加工食品の利用が年々増えています。その反面、食による健康管理力の低下、味の均一化、調理技術の低下などの懸念が広がっています。簡便商品も時間と手間を省くこととあわせて、栄養バランスなども考えながら、上手に利用することをおすすめします。
- 原材料、食品添加物、原料原産地、栄養素、アレルギーなどの食品表示の基本ルールについて、理解して活用するための情報提供および学習の場を広げます。
「スラッシュルール」
食品添加物がひと目でわかるようになりました(食品表示法)
CO・OP焼おにぎり 原材料表示(例)
精白米(国産)、しょうゆ(大豆を含む)、魚介エキス、デキストリン、糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、かつおだし、こんぶエキス(小麦を含む)、植物油脂、食塩/調味料(アミノ酸等)、加工でん粉
原材料に占める重量の割合の高いものから順に表示します。そして、原材料とは区分(/、改行、別枠)して食品添加物に占める重量の割合の高いものから順に表示します。
「/」(スラッシュ)の意味は、「/」(スラッシュ)の前までが原材料、「/」(スラッシュ)のあとが食品添加物、ということです。
2.手間を楽しむ食卓づくりに貢献します。
- 野菜、魚、肉などの食材の特徴を理解し、手間を楽しみながら調理する多彩なメニュー提案に取り組みます。
- 味の多様化、調理技術の向上、適切な栄養摂取につながるオリジナリティ豊かな食卓づくりに貢献します。
3.食文化をつなげる取り組みを進めます。
- 日本の食文化である‘和食’‘郷土料理’に込められた想い、栄養効果、おいしく作るコツなどをわかりやすく伝え、素材を生かし、季節を楽しみ調理する機会と技術を広げます。
- 骨がある、調理が面倒、肉より割高といった理由から、魚離れが進んでいます。日本の食を代表する魚料理を、健康・栄養・旬・作法・生物多様性などあらゆる面からスポットを当て、魚を食べる大切さを広く伝えながら利用につなげます。
4.野菜・果実の利用を広げます。
- 日本には四季折々の旬の野菜・果実があります。旬のものをおいしく食べて、季節を感じる食卓づくりに貢献します。
- 日本人の約7割が望ましいとされる量の野菜を摂取できていません。健康面で重要な役割をもつ野菜を毎日、おいしく、望ましいとされる量を食べる習慣づくりを推奨します。
5.健康のサポートとおいしさが両立した商品を開発・提供します。
- 食塩、脂肪、糖類を控えた商品、カルシウムやビタミンなどを加えた商品、栄養素をバランスよくとれる商品を開発・提供します。
- 健康をサポートする範囲で利用できるように、商品の情報提供はていねいに行います。
保健機能食品の取り扱いについて
- 保健機能食品は、一定の条件を満たすことで、効果や効用などの機能性の表示ができる食品です。
「特定保健用食品(トクホ)」「栄養機能食品」「機能性表示食品」の3つに分類されます。ふだんのくらしに必要な商品の範囲で、商品の点検・確認の上、手順に基づき取り扱いを行います。
- 保健機能食品は、普段の食生活から考えて、健康や栄養不足が気になる人が利用するものです。販売にあたり以下の点について、適宜注意喚起します。
- (1) 保健機能食品は医薬品ではありません。病気の治療や予防のために利用するものではありません。
- (2) 保健機能食品は、どのような保健の効果が必要なのか、どのような栄養素が不足しているのかなど、ふだんの食生活をよく点検してから利用することが大切です。
- (3) 保健機能食品は、たくさん摂取すれば、より多くの効果が期待できるものではありません。適量範囲があります。また、過剰な摂取が健康被害を及ぼす場合があります。1日あたりの摂取目安量、摂取の方法、摂取する上での注意事項を確認し、必ず守ることが大切です。
- (4) 保健機能食品さえとっていれば、健康になるということはありません。体に良いことをしたような錯覚に陥らないように、商品の持つ健康イメージに惑わされないことが大切です。
※保健機能食品に限らず、体調に異変を感じたら速やかに摂取を中止しましょう。
- 機能性表示食品の取り扱いは、消費者庁への届出受理の確認、製造者および取引先評価の重視、関連
する情報収集の徹底など、事前に商品の点検・確認を行います。
「その他健康食品(保健機能食品以外の食品)」の取り扱いについて
- 「その他健康食品」は、これまで通り一般食品として、ふだんのくらしに必要な商品の範囲で、点検・確認の上、手順に基づき取り扱いを行います。
- 「その他健康食品」についての商品情報の提供は、優良誤認のないように十分注意します。