95.9%の組合員の皆さんが「おいしい」と答えた「CO・OPラムレーズンサンド」は、
自信を持っておすすめできるコープクオリティ商品。
クリームの甘さやラム酒は控え目に、レーズンの味わいが引き立つようにしました。
サクサクとしたサブレ生地に、はみ出さんばかりのラム酒漬けレーズン、そのレーズンが練り込まれたクリームには、ラム酒とたっぷりのホワイトチョコレートが入っています。「CO・OPラムレーズンサンド」は上品な味わいでありつつ、食べ応えがある焼き菓子です。
製造する株式会社ちぼりホールディングス 甲府工場を訪ね、菓子の開発に携わって20年の横谷(よこや)亜佐子(あさこ)さんと、菓子を製造して23年の金丸(かなまる)宜生(のりお)さんに話を聞きました。
「一番のポイントはクリームの中にホワイトチョコレートを49%入れたこと。口どけの良い食べ心地で、1つで満足できる大きさ、食べやすい長細い形に仕上げました」と話すのは横谷さん。「常温の商品ですが、冷やしてもおいしいので、冷蔵庫に隠しておく大人のごほうびお菓子というコンセプトで、2017年1月に開発を始めました」と笑顔で話します。
発売は2017年10月。「当初は工場で、サブレの上にクリームを絞った後、人がずらりと並んで1つ1つ手でレーズンを置いていました。予想以上にたくさんの方に食べていただいたこともあって、作れる量が限られ品薄状態が続いてしまいました。増産できるよう、2019年2月からクリームの中にレーズンを先に練り込む、現在の製造方法にしました」と金丸さんは言います。「製造できる速度を上げるのに一番苦労しました」と横谷さんが続けます。
サブレ生地にはさむクリームには3種のラム酒入りのシロップ、別のラム酒漬けのレーズンをたっぷり混ぜて、ホワイトチョコレートを加えます。それを型に入れ冷凍しておき、仕上げる直前に1個の大きさにカットして使用します。
製造方法を変更した後も、ここからは手作業です。生地にのり代わりのクリームを両側に少量絞る人、ラムレーズンクリームをのせる人、それをサンドして形を整えて仕上げる人と並んで作業します。
改良後も1日に作れる量はわずか5000個ほど。冷凍してまとまった量になってから機械で個包装し、金属探知機を通して再び冷凍庫で保管。この間にサブレ・クリーム・レーズンがなじみ、味がまとまります。その後、ちぼり甲府南パック工場へ冷凍のまま届けて、箱詰めして微生物検査(※)と、重量・味・形がいつもと同じかを確認(官能検査)し、出荷します。
改良版発売前のテストでは、95.9%の組合員の皆さんがおいしいと答えています。
「『コープクオリティ商品には、このレーズンサンドは欠かせない!』という存在になってほしいです。そして、食べた方が『おいしい』とにっこりできる、そんな皆さんの笑顔を見たいと思う気持ちを忘れずにお菓子を作っていきたいです」と横谷さんは話してくれました。
ちょっとぜいたくなティータイムのお供に、またお客さまのおもてなしや、ご自分へのごほうびにいかがでしょうか。
「コープクオリティ」とは、
の3つの条件を満たした商品シリーズです。
この商品は2018年7~9月に実施した組合員テストで、95.9%の組合員が「おいしい」と回答してくださいました。
【広報誌2020年2月号より】